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内部統制のポイント                                横浜の税理士 齋藤税理士事務所 本文へジャンプ

●内部統制とは

 内部統制とは、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守、

資産の保全の四つの目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組

織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいう。

 なかなか難しい表現ですが、内部統制は上場企業だけに要求されるものではなく、それ以外の事業

を行う会社や個人も考えておく必要があります。大企業が備えている仕組みを真似る必要はなく、それ

ぞれの会社や個人事業の特性に応じた仕組みを作ればよいのです。しかも、最初から完璧なものを作

ろうとせずに、最初は基本的な仕組みからスタ−トし、それから成長の度合いに応じて発展させていけ

ばよいのです。

●内部統制の目的

  上記の内部統制の四つの目的の内容は下記の通りです。目的により重要性の違いはあっても、す

べての事業体が目的とすべきものです。まずは目的の内容を理解しましょう。

1.業務の有効性及び効率性

  事業活動の目的達成のため、業務の有効性及び効率性を高めることをいう。

2.財務報告の信頼性

  財務諸表及び財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある情報の信頼性を確保すること。

3.事業活動に関わる法令等の遵守

  事業活動に関わる法令その他の規範の遵守を促進すること。

4.資産の保全

  資産の取得、使用及び処分が正当な手続及び承認の下に行われるよう、資産の保全を図ること。

●内部統制の整備及び運用には、費用と便益との比較衡量が求められる。

 上記でも触れましたが、内部統制の整備について費用を無視しては本末転倒になってしまいます。費用

 をなるべくかけずに、みんなの知恵で業務プロセスを見直したり、マニュアルを作成したりする等の対応

 が必要です。


●内部統制は性悪説?

  内部統制というと、何か他人を疑うようで気が進まないと人もいるでしょう。しかし、内部統制は何も不正

 や横領等の犯罪防止だけにあるものではないことは、上記の目的からあきらかでしょう。なお、内部統制

 にも、担当者の不注意や判断の誤り、経営者による内部統制の無視、非定形的な取引の発生等、必ずし

 も悪意でないものに基づく限界があることを認識しておく必要があります。

●まずは現預金の管理から

  現預金の管理では、例え金庫があっても現金は置かないようにしましょう。各銀行が提供している
 
 インタ−ネットバンキングを利用すれば、得意先からの入金、仕入先への支払い、給与等の振込み等

 すべての取引を効率的にパソコンで行うことができます。

  但し、ここで内部統制的な仕組みが必要となってきます。例えば、下記のようなものです。

1.電子認証により担当者のパソコンでのみ操作を可能とする。他のパソコンからアクセス不可とする。

2.入出金の承認は担当者とは別のパスワ−ドとし、責任者が承認する。

3.得意先・仕入先の確認、残高の確認は定期的に責任者が行う。架空の入出金先の登録を防止する。

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