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●ABC(活動基準原価計算)

  ABCとは、原価を、経済的資源を消費する活動に集計し、次にその原価(活動原価)を、活動から生み

 出された原価計算対象に集計するという手順をとる原価計算です。

  ABCは企業活動における生産・販売支援活動の重要性が高まってきたことから、従来の原価計算での

 間接費配賦計算が実体に合わなくなってきたことに対応する計算方法です。

 *ABC:経済的資源 → 活動 → 原価計算対象


●ABCの利用例

1.製品製造に必要な年間コスト・ドライバ−量の算定

 (1)発注活動:発注回数=2,250回(450部品、各部品5回)

 (2)検査活動:検査時間=45,000時間(製品1台当たり30時間、製品1,500台)

 (3)補修活動:仕損品数=120台(仕損発生率8%)

2.発注費用、検査費用、補修費用の予算を算定する。

3.各製造間接費の単位当たり予定コストの算定
 
 製造活動   活動内容   コスト・ドライバ−   コスト・ドライバ−当りコスト 
発注・受入 部品の発注と受入 発注回数 @2,400円
検査 完成品の検査 検査時間 @600円
補修 仕損品の補修 仕損品数 @30,000円

4.各製造間接費の実績の算定

 (1)発注費用=発注回数×@2,400円

 (2)検査費用=検査時間×@600円

 (3)補修費用=仕損品数×@30,000円

5.このように、ABCでは間接費の計算の精緻化が図られています。

●ABM(活動基準管理)

 1.上記のようなABCを利用すれば、部門ごとの管理を効率的に行うことができます。これがABMです。

 2.ABMとは、企業の持続的競争優位を確保するために、企業活動を顧客の視点から見直し、顧客に

  とって無駄な非付加価値活動を除去し、付加価値活動のみを効率的に実施するよう業務活動の根本

  的改革を行い、それによって継続的原価改善を実現する管理活動です。

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