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●CVP分析(Cost Volume Profit Analysis)でコスト分析から始めましょう。
1.CVP分析は、コストを売上高に応じて増減する変動費と増減しない固定費に分類することにより、
原価・販売量・利益の関係を明らかにし、利益計画や短期意思決定等に役立てる手法です。
2.変動費と固定費に分類する方法はいくつかあるのですが、ここでは分類し易い方法として、勘定
科目(又は費目)によって分類する方法がいいでしょう。
3.変動費の例(あくまで例です。それぞれの実情に応じて決めて下さい。)
・製造業→直接材料費、間接材料費、当期製品仕入原価、買入部品費、その他直接経費、
外注加工費、期首製品棚卸高−期末製品棚卸高、重油等燃料費他
・小売業、卸売業→売上原価、支払保管料、支払運賃、支払荷造費、保険料、車輌修理費、
車輌燃料費他
●CVP分析により損益分岐点を求めましょう。
1.損益分岐点とは、総費用と等しい売上高のことです。算式では下記になります。
*損益分岐点=単位当り変動費×販売量+固定費
2.この損益分岐点を求めることにより、現状の売上高に対して、どのくらい売上げが減ると赤字に
なるのかがわかります。一般に、損益分岐点が低いほど、経営が安全だと言えます。
●CVP分析により必要利益を確保するための売上高を求めましょう。
1.損益分岐点を求めた算式を利用して、必要利益を確保するためには、どのくらいの売上が必要かが
わかります。
*必要売上高=単位当り変動費×販売量+固定費+利益
2.もし、販売量が固定的であれば、必要利益を確保するための販売単価をいくらにしたらよいのかが
わかりますし、同様に1人当りの客単価もわかります。
●CVP分析により利益計画をつくりましょう。
1.現状のコスト分析より、翌期の変動費、固定費を見積もります。
2.変動費の計画では、仕入単価の予想、外注単価の予想、運送費の予想等から計算します。
3.固定費の計画では、設備投資計画、人員計画等から計算します。
4.翌期の販売計画から販売量と販売価格を計算します。
5.翌期の利益計画は下記になります。この利点は、販売価格、販売量、変動費、固定費などの変動に
より、利益などの他の項目がどのくらい変動するかが簡単に計算できることです。管理プランニング用
のツ−ルと言われる所以です。
*販売単価×販売数量=単位当り変動費×販売数量+固定費+目標利益
●CVP分析を意思決定に役立てましょう。
1.販売価格の値下げ
イ.CVP分析では、短期的には材料費などの変動費を回収、長期的には固定費を回収して必要利益
を確保することが経営上の目標となります。
ロ.よって、短期的には単位当り変動費まで価格を値下げできることになります。
2.最適な製品の組み合わせ
イ.各製品ごとの限界利益を求めます。限界利益とは、変動費を回収した後の利益のことです。算式
で表すと下記になります。
*製品ごとの限界利益=(販売単価−単位当り変動費)×販売数量
ロ.よって、最適な製品の組み合わせは製品ごとの限界利益が大きい順に製造販売すればよいこと
になります。なぜなら、固定費は製造販売にかかわらず発生することから、限界利益を最大にすれ
ば会社全体の利益も最大化されるからです。
ハ.但し、これは固定費が不変という前提から言えることで、例えばある製品を増産すれば設備や人
員を増やす必要があれば、それも加味して計算する必要があります。
ニ.これは、製品だけではなく、販売店別、地域別などの分析にも応用できます。
横浜 税理士(横浜市) 齋藤税理士事務所/神奈川県横浜市/東京都/管理会計/M&A/確定申告/税金対策/起業支援
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